2013年11月16日
瀬戸内町文化祭 出展
11月16日(土) ・ 17日(日)
『 第38回 瀬戸内町文化祭 』が開催されます。
※詳細は下記をご覧ください。
われわれ奄美.asiaも出展しておりますので、
ぜひ遊びにいらっしゃってください。

いままで調査にまわった集落の写真や、
集落空間地図などを展示。
そのシマならではの方言であらわす山や川、地名。
昔話なども紹介しています。
ちょっとマニアックな情報、あります。
勝浦なら、
飲み水の汲み場所「ソーツ」、
かつて「カミミチ」があった場所、大川は「フーコウ」と呼ばれるなどなど。

いろいろなかたが来場されるので、
同時に、シマジマ(集落)の話も合わせて伺えたらと思っています。

そのほか、展示がいっぱい!
生花、絵画、陶芸、写真などのアート作品、
町内の幼稚園、小中学生、古仁屋高校の作品、
ミニ加計呂麻芸術展、
奄美群島日本復帰60周年記念コーナー なども。

17日(日)は、朝から舞台発表も楽しめます。
シマ唄、八月踊り、吹奏楽、ピアノ、フラ、創作太鼓などなど。
お昼は、カレーやうどんなどの軽食バザーも。

* *
第38回 瀬戸内町文化祭
期日 : 11月16日 (土) 作品展示 13:00 ~ 19:00
17日 (日) 作品展示・舞台発表 9:00 ~ 16:10
場所 : 瀬戸内町 清水公園 総合体育館
『 第38回 瀬戸内町文化祭 』が開催されます。
※詳細は下記をご覧ください。
われわれ奄美.asiaも出展しておりますので、
ぜひ遊びにいらっしゃってください。
いままで調査にまわった集落の写真や、
集落空間地図などを展示。
そのシマならではの方言であらわす山や川、地名。
昔話なども紹介しています。
ちょっとマニアックな情報、あります。
勝浦なら、
飲み水の汲み場所「ソーツ」、
かつて「カミミチ」があった場所、大川は「フーコウ」と呼ばれるなどなど。
いろいろなかたが来場されるので、
同時に、シマジマ(集落)の話も合わせて伺えたらと思っています。
そのほか、展示がいっぱい!
生花、絵画、陶芸、写真などのアート作品、
町内の幼稚園、小中学生、古仁屋高校の作品、
ミニ加計呂麻芸術展、
奄美群島日本復帰60周年記念コーナー なども。
17日(日)は、朝から舞台発表も楽しめます。
シマ唄、八月踊り、吹奏楽、ピアノ、フラ、創作太鼓などなど。
お昼は、カレーやうどんなどの軽食バザーも。
* *
第38回 瀬戸内町文化祭
期日 : 11月16日 (土) 作品展示 13:00 ~ 19:00
17日 (日) 作品展示・舞台発表 9:00 ~ 16:10
場所 : 瀬戸内町 清水公園 総合体育館
2013年11月05日
与路島の太藺(フトイ)とヤマブドウ(エビカズラ)
与路島の太藺(フトイ)とヤマブドウ(エビカズラ)
< 概要 >
奄美大島では、植物の利用が各地でみられます。
その中で、今回確認した太藺(フトイ)はすだれなどの民具に、
ヤマブドウ(エビカズラ)は、食用に用いられてきました。
今回はかつて見かけた記憶がある与路島にて、
分布場所を特定するための調査をおこないました。

▲フトイ

▲ヤマブドウ
< 調査日時 > 2013年9月8日 (日)
< 調査地 > 瀬戸内町 与路島
< 調査対象 >
1. フトイ(太藺)
(与路集落南側の河口)
カヤツリグサ科ホタルイ属で、与路島集落では「フクイ」と呼ばれていました。
畳表で使われるイグサ科イグサ属の藺草(いぐさ)とは別のものになります。
昭和37年頃まで、
与路集落では150cm程の藺草を、3尺8寸(115.15cm)にカットして、
畳表にするなどの仕事に従事していた方が20名程いました。
畳屋も1軒あったようです。
しかし、今回は自生する藺草は
発見することができませんでした。

2. ヤマブドウ(エビカズラ)
与路集落から、
高原海岸方面と砲台跡方面に分かれる緋寒桜之碑が立っている周辺で、
かつて見られました。
ヤマブドウをかつて見つけた時(8月下旬)は、
まだ果実は小さくて濃い緑色をしていました。
利用方法は食用となっています。

▲与路島のヤマブドウ(エビカズラ)
< 調査結果 >
フトイは、かつて発見した場所(与路集落南側の河口)で確認できました。
ここでは砂利(1cm以下)が10cmほど堆積しており、
その下は泥になっています。
フトイは10cm以下に根を張り、
水面から60cmの高さに伸びていました。
密集している場所は四畳ぐらいで、
その対岸には1m前後のフトイが二畳ほどみられました。
ヤマブドウは、与路島のバイクが入れる道路全てを走破したところ、
目視だけでも40本以上確認できました。
かつて発見した場所でも継続して存在が確認できました。
※新たに発見できたもの
奄美ではポンキツと呼ばれているミカン(果実が白っぽくて独特の香りと味がするミカン)3本
在来種のグアバ10本程

報告 : 奄美.asia 調査員 / 朝修一
< 概要 >
奄美大島では、植物の利用が各地でみられます。
その中で、今回確認した太藺(フトイ)はすだれなどの民具に、
ヤマブドウ(エビカズラ)は、食用に用いられてきました。
今回はかつて見かけた記憶がある与路島にて、
分布場所を特定するための調査をおこないました。


< 調査日時 > 2013年9月8日 (日)
< 調査地 > 瀬戸内町 与路島
< 調査対象 >
1. フトイ(太藺)
(与路集落南側の河口)
カヤツリグサ科ホタルイ属で、与路島集落では「フクイ」と呼ばれていました。
畳表で使われるイグサ科イグサ属の藺草(いぐさ)とは別のものになります。
昭和37年頃まで、
与路集落では150cm程の藺草を、3尺8寸(115.15cm)にカットして、
畳表にするなどの仕事に従事していた方が20名程いました。
畳屋も1軒あったようです。
しかし、今回は自生する藺草は
発見することができませんでした。

▲与路島のフトイ
2. ヤマブドウ(エビカズラ)
与路集落から、
高原海岸方面と砲台跡方面に分かれる緋寒桜之碑が立っている周辺で、
かつて見られました。
ヤマブドウをかつて見つけた時(8月下旬)は、
まだ果実は小さくて濃い緑色をしていました。
利用方法は食用となっています。

▲与路島のヤマブドウ(エビカズラ)
< 調査結果 >
フトイは、かつて発見した場所(与路集落南側の河口)で確認できました。
ここでは砂利(1cm以下)が10cmほど堆積しており、
その下は泥になっています。
フトイは10cm以下に根を張り、
水面から60cmの高さに伸びていました。
密集している場所は四畳ぐらいで、
その対岸には1m前後のフトイが二畳ほどみられました。
ヤマブドウは、与路島のバイクが入れる道路全てを走破したところ、
目視だけでも40本以上確認できました。
かつて発見した場所でも継続して存在が確認できました。
※新たに発見できたもの
奄美ではポンキツと呼ばれているミカン(果実が白っぽくて独特の香りと味がするミカン)3本
在来種のグアバ10本程

報告 : 奄美.asia 調査員 / 朝修一