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2015年05月02日

自作の太陽熱温水器完成!

奄美.asiaでは調査以外にもPCサポート、ラインスタンプの作成等もやっています。
また、個人的にいろんな物を作るのが好きで何でも自作してます。

今回、自作の太陽熱温水器がバージョンアップをえて、
1年越しにとうとう完成したので紹介したいと思います!

市販の物は高かったり、台風等で破損してしまうので、
いろいろと考えて作った結果、シンプルで壊れなく、簡単に撤去できる物になりました。

初代
キャンプで使う塩ビ製の20バックを木枠に6ついれて連結
→ そこそこお湯になり使えたが、強度が無く水を入れすぎて破裂・・。

二代目
同じ木枠に80lのトロ箱(コンクリートを練ったりするプラスチックの箱)を入れ、
100均のワイヤーメッシュに透明なシートを付けて保温。トロ箱の中は黒く塗る。
→ 保温効果が低く、夜には湯温がさがっていまいちだった。

三代目
トロ箱を二つ重ねて、その間に銀マットを入れ蓋には廃材であった冷蔵庫の二重ガラスをおいた。
→ 使用にはほとんど問題が無かったが、ガラスが重く、物が当たってひびが入ってしまった。新たに手に入らず。

4代目 完成?
蓋にポリカーボネートの中空タイプを蓋にした。隙間はドアとかに使用する隙間テープで密閉。
→ 二重ガラスまでは保温性はなさそうだが、使用には問題ない。軽量なので台風時の撤去等が容易である。

最終的な構造は以下の通り。
本体  トロ箱2つ重ね。間には銀マットで蓄熱。上部の箱の内側は黒く塗る(黒いトロ箱があれば不要)

蓋   ポリカーボネート中空 6mm (固定にはゴムチューブロープ)縁にはパッキンとして隙間テープを貼る。

導水  強度を上げるため下には穴を開けず、サイド上端に穴をあけ、L字パイプを箱の底まで伸ばす。
     ホースで風呂まで持って行きジョイントでつなぐ。注水も取水も一本のホースとした。

台   何でも可。ホースの先と水面の落差が1Mもあれば問題ないができれば1.5mほしい。

自作の太陽熱温水器完成!
自作の太陽熱温水器完成!

使用状況(昨年と今年の利用から)
加温無しでの使用可能時期(奄美大島にて) 4月末頃~10月頃

4月末から5月頃及び10月
一日中晴天で14時頃には40度を越えてくるので夕方までならそのまま浴びられる。
お湯のピークは4時頃か。0時を回ると少し冷たく感じる。

6月~9月
晴天時
12時を過ぎるとそのままあびると熱すぎる位に。4時頃は熱すぎるので逆に水で薄めて使う。
0時頃で普通に浴びられる位の湯温に。


夕方ならそのまま浴びれるぐらいのお湯にはなっている。
夜間は湯温が下がっており浴びるには少し冷たい。

雨天
さすがに湯温上がらす

冬期
昨年の状況から、11月から3月も晴天時は30~35度位まで上がると思われる。水温+10度前後か。
自宅に追い炊き機能があれば利用できる。(私の家にはありませんので使えず・・)

今回はとりあえずこれでほぼ完成です。あとは細かい修正(ジョイントなどの追加)が入るぐらいかと思います。

こんな自作の太陽熱温水器ですが、普通にガスを使うことを考えると一夏で余裕で元が取れます。
現在は一台で80Lのお湯にしてますが、何台でも分岐して連結もできるので露天風呂を考え中です。

もしこんなのでも作りたい人が居たら相談にのりますのでご連絡下さい!

奄美.asia
水野





Posted by 水野康次郎 at 00:02│Comments(0)その他
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